墓じまい後の遺骨をどうする?海洋散骨という方法

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こんにちは、2024年に墓じまいをして永代供養墓にした森のヌシです。

ヌシ家ではガーデン型の樹木葬にしたのですが、当初は海洋散骨にする予定でした。

なぜかというと、祖母が「海に撒いてくれ」と言っていたので…

ほかの家族の意向もあって樹木葬にしましたが、海洋散骨は自然葬としてはかなり負担の少ない選択肢だと考えています。「お墓」というものが無いのでね…

おばあちゃん、残される私たちのことも考えていてくれたのかな…涙

祖母の気持ちに思いを馳せつつ、どういう手順で進めていくのか調べてみました。

目次

海洋散骨の流れ

海洋散骨は遺骨を海に撒く方法で、自然への回帰を望む故人の意向を尊重するものです。

一般的な流れとしてはこんな感じかと…

1. 散骨を行う場所の決定

まず、散骨を行う海域を決めます。

日本国内には、散骨を専門に行っている業者があったり、船を運航していることがあります。

散骨場所には、事前に調査が必要な場合もあるため、業者に相談して適切な場所を選びましょう。

選択肢としては、海上の指定エリアや観光名所、故人の思い出の場所などが考えられます。

「全国海洋散骨船協会」という団体があるようです。

ビーチや漁場、さらには自治体独自で禁止場所を設けている場合があるそうなので、散骨協会の決めたエリアで散骨できるなら安心ですね。

2. 散骨業者の選定

海洋散骨を行うには、専門の業者に依頼することが一般的です。

業者には散骨の手続きや準備を代行してくれる所もありますよね。

遺骨は決められたサイズ以下に粉砕しないといけないので、そういった準備もお願いできる所が多いようです。

海の近くに住んでいる人ばかりではないので、遠い方は事前準備を郵送でやりとりする可能性もあるかもしれません。

3. 散骨の許可

日本では、遺骨を海に散布すること自体に法的な規制(場所・遺骨の形状など)があります。

しかし通常は海洋散骨を行うには特別な許可は不要のようです。

ただし、散骨場所が海上保安庁や港湾管理者の管理エリアの場合、許可が必要になることがあります。

業者が手続き代行する場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

規制のある自治体もあるので注意! 
以下の自治体では海洋散骨を規制している所があるそうです。

  • 北海道
  • 長野県
  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 静岡県

4. 散骨の方法

海洋散骨の方法としては、大きく2つの形式があります。

船に同乗して散骨する方法:遺族や関係者と共に船に乗って散骨可能なポイントまで行き、船上から散骨します。簡単な儀式が行われることもあります。お花や記念品などの料金が含まれているプランもあります。

業者に完全に依頼する方法:代理散骨といい、遠方の方などで遺族が参加できない場合の方法です。専門業者が遺骨を指定された海域に散骨し、写真などを送付してくれます。

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Dorian Mongel

5. 散骨証明など

散骨が完了すると、業者から散骨証明書が発行されることがあります。

証明書が発行されることで、正式に散骨が行われたことが確認でき、安心ですよね。

また、希望があれば、散骨場所の写真やビデオを提供してくれる業者もあるようです。

6. 宗教的な儀式や弔い

海洋散骨でも宗教的な儀式を行うことが多いです。

仏教や神道の儀式を取り入れた散骨を希望する場合、事前に相談して儀式の内容などを打ち合わせします。

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Peter Nelson

注意するべきポイント

法律や規制の確認:海洋散骨には散骨できる場所など、規制がある場合もあります。特に海上保安庁や漁場のある地域では、特定の手続きが必要な場合があります。

遺族の合意:海洋散骨を行う際には、故人の遺族間で合意を得ることが大切です。特に他の遺族が海洋散骨を希望していない場合には、別の方法を選ぶ方がいいかもしれません。

海洋散骨は、自然との調和を感じることができる選択肢です。

特に故人が希望していた場合は素晴らしい見送り方になるのではないでしょうか。

家族・親族のみでゆったりした気持ちで見送ることができるサービスもあります。

永代供養墓を含む「お墓」がないので、費用がかなり抑えられるのもメリットですよね。

ヌシ家では祖母の他に、さらに上の世代のご先祖様も供養の対象となっていたので、海洋散骨は見送りました。

しかし「後の世代に手を煩わせたくない」というご先祖様の意思が明確な場合は、どんな形であれ満足いくお見送りになると思います。

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