こんにちは、2024年前半に墓じまいをして永代供養墓に移した森のヌシです。
墓じまい&改葬の時や、お墓の改葬をせずに新しく墓地を購入した場合、開眼供養(かいげんくよう=お墓開きの供養)という魂を込めるための法要をしてからお骨を納めます。
一生に一度あるかないかのことだと思いますので、どういう手順でするのか?わからないという方が多いのではないでしょうか。
今回は記録も兼ねて、ヌシ家で行った開眼供養の内容を記していこうと思います。
ヌシ家の新しい樹木葬のお墓
ヌシ家の場合はかなり小さめの洋風墓石が並ぶガーデニング葬にしました。
今までのお墓とは雰囲気がガラリと変わり、お墓参りのイメージも激変。
子供も「こっちのお墓の方が好き」とのことで、自分がいなくなった後にも気軽にお参りに来てもらえそうです。
ヌシ家の樹木葬は、お墓の管理会社が提携しているお寺からお坊さんが来てくださり、法要をしてもらえます。
宗教・宗派を問わないので、ご自分でお坊さんを呼ぶこともできます。
わからないことは管理会社の担当者の方が細かく教えてくれましたので、何も不安などはありませんでした。あるとすれば金額のことくらいかな…(汗) 色々とかかりますのでね。。
当日の手順
簡単にですが、ヌシ家の場合の開眼供養の当日の手順です。
家族だけ参加の開眼供養のみ、会食などはありません。
- 予定時間の少し前に集合(すでに供物台などを設置してありました)
- お供え物などをセットし、お墓の管理の方に手順を確認
- お坊さんが到着されたらご挨拶
- 読経開始
- 読経終了時にお坊さんにお布施を渡して御礼、お坊さんが帰られる
- お骨を係の人がさらしの袋に入れてくれる
- お骨の入ったさらしの袋を家族が納骨スペースに入れる
- お骨にお別れのあいさつなど
- 納骨(納骨スペースに墓石を乗せて埋葬する)
- お参りをしてから記念撮影して終了
普段の法要をお墓の前でしてもらい、それに納骨作業が追加されるイメージですかね…(お経の内容をがんばって聞いていますがわからない。。)
お骨の袋を埋葬する時は、お骨の量にもよりますが、結構重いです。
ご先祖様のありがたみを感じますね。
必要経費
- 骨壺処分費(さらしの袋に入れて納骨するため) ¥1000/口
- お花代(カゴ) ¥5000
- 法要準備・お手伝い料 ¥20000
- お布施(開眼供養御礼・御膳料・お車代をひとまとめで) ¥30000
ヌシ家の場合は小さな墓石があるタイプの樹木葬です。
彫刻が自由だったので、家の名前や埋葬されている人の名前は彫っていません。
お墓に入れる人数にも制限がありませんので、これから誰か亡くなった時にかかる金額としてはお布施だけです。
誰かが亡くなってお墓に入る度にお名前や戒名などを彫りたい方は、彫刻料などが必要になると思います。
持ち物
- お骨(忘れる方もいるとか…予め預けておくこともできる場合も)
- お布施
- 数珠
- お供え物・お花(ヌシ家の場合はお花はお墓の管理事務所で手配)
- ロウソク・お線香
所要時間や服装など
お坊さんが到着されてから納骨終了までは20分ほどでしょうか。
意外と早く終わります。
服装は開眼供養だけであれば喪服ではなくても大丈夫です。
ヌシ家はダーク系のスーツなどで参加しました。
開眼供養はお墓でいうところの「新居にご入居」であるため、お祝いです。
なので、お布施の袋は紅白の結びきりとなります(のし無しが一般的だとか)。表書きはお墓の管理会社の方が用意してくれましたが、「開眼供養御礼」とされていました。
ヌシ家では納骨も同時に行いましたが、紅白のものでいいとのことでした。
ちなみに宗派により違いがあるかもですが、開眼供養と四十九日などの法要を同時に行う時は弔事となりますので、不祝儀袋を使用します。
開眼供養の時期について
お盆やお彼岸など、お寺が忙しそうな時期は外した方が良いでしょう。(お寺が主体での開眼供養の場合)
また、屋外での法要ですので、真冬と真夏は避けた方がベターです。
開眼供養を終えて
今後は今までと同じようにお墓参りをすることになりますが、ヌシ家の墓地では年に数回「合同供養祭」があります。法要を各自で行わなくても、お墓に集合してお経をあげてもらえるので、法要が気軽になった感覚です。
雰囲気も明るいお墓なので、お墓のイメージがガラッと変わりますね。
参考になれば幸いです。